ICL治療は眼の中にレンズを入れることで視力矯正の他、近視・乱視の治療ができる治療法です。レーシックとは異なり、角膜を削らなくて済むため、比較的適応が広い治療法です。このページでは、ICL治療の特徴について解説しています。
目次
【東京・池袋】ICL(眼内コンタクト)とは?費用やメリット・デメリット
ICLとは?
眼内コンタクトレンズ治療とは、レンズを目の中に入れて視力を矯正する治療です。 眼内コンタクトレンズ治療は角膜を削ることなく視力を矯正し、さらにドライアイや夜間のハロー・グレアの出現が少なく、長期安定性に優れた結果が期待されます。
ICL治療の流れ
切開
瞳孔を拡大させて、点眼麻酔をして、角膜の縁約3ミリ切開します。
レンズ挿入
切開した部分からレンズを目の中に入れます。
レンズ固定
レンズを虹彩と水晶体の間に固定します。
手術終了
瞳孔を縮瞳させ手術は終了です。
検査
院内でしばらくお休みいただいた後、目の状態を検査し、問題がなければ帰宅頂きます。術後は、医師の指示に従って点眼薬、内服薬をご利用ください。
ICL治療について
ICLはImplantable Collamer Lensの略で眼内コンタクトレンズのことであり、ICL治療とは、角膜を切らずにレンズを目の中に入れて視力を矯正する治療法です。レーシックとは違って角膜を削る必要がないため、強度近視の人、角膜の薄い人でも使用治療できます。
動画にて詳しく解説しています。
ICL治療の費用
【適応検査】
診察費用:約2,500円
【手術】
ホールICL治療は、目の中に眼内コンタクトレンズを入れて視力を矯正します。専門医が執刀する 角膜を削らない視力矯正法で、あざやかな見え方でドライアイや夜間のハロー・グレアの出現が少なく、長期安定性に優れた結果が期待されます。
手術費用:ICL治療 両眼 547,800円(税込)
【アフターケア】
術後翌日、1週間後、1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後検診の計7回となります。先の先まで患者様の眼の健康を考え、カルテは必ず10年以上保存しています。
診察費用:2,500円(目薬等を処方)
ICL治療は医療費控除の対象?
ICL治療は医療費控除の対象になります。ただし、医療費控除を受けるには、確定申告を行う必要があるので注意しましょう。
ICL治療のメリット
シャープであざやかな見え方が期待される
ドライアイの原因になりにくい
良好な夜間の見え方が期待される
薄い角膜の方にも対応
生体適合性の高い素材のレンズを目の中に入れる
入院不要の治療で、翌日には快適な視力回復が期待される
近視・乱視の強い方にも対応
ICL治療のデメリット
レーシックよりも高額
手術後のケア・経過観察が必要
感染症にかかるリスク
ICL治療の特徴
ICL治療法は角膜を切る必要のない安全な治療法で、人気のある視力矯正法の1つです。ICL治療法には、以下の8つの特徴があります。についていくつかご説明します。
- 眼内コンタクトレンズ治療ってどんな治療法?
- ずっとお手入れ不要で取り出すことも可能
- 目に優しい生体適合性の高い素材
- 日帰り治療で回復も早い
- 角膜を削らない大きな光学系
- 治療は誰でも受けられますか?
- 将来の目の治療に影響を与えません
- 眼内コンタクトレンズ治療の歴史
眼内コンタクトレンズ治療ってどんな治療法?
眼内コンタクトレンズ治療は、レンズを目の中に入れて視力を矯正する治療法です。インプランタブルコンタクトレンズを略してICL治療と呼んだり、フェイキックIOL(有水晶体眼内レンズ)治療と呼ばれることもあります。レンズは黒目(虹彩)の後ろ側と水晶体の全面の間に固定しますので外から見てもわかりません。
ずっとお手入れ不要で取り出すことも可能
目の中のレンズは、くもったり汚れたりしないので、日々のお手入れやメンテナンスは不要です。目の中でゴロつきを感じることもありません。治療後に必要が生じた場合はレンズを取り出して元の状態に戻すことができます。
目に優しい生体適合性の高い素材
目の中に入れるレンズは、ソフトコンタクトレンズのような柔らかい無色透明の素材です。有害な紫外線をカットする機能もあります。半永久的に使用可能です。
日帰り治療で回復も早い
眼内コンタクトレンズ治療は、目薬で麻酔をかけ、レンズを専用の器具で目の中に入れます。傷口は約3ミリと小さいので回復が早く日帰りで可能です。縫合や抜糸の必要もありません。
角膜を削らない大きな光学系
眼内コンタクトレンズ治療なら、角膜を削らないので角膜の形がほとんど変化しません。また光学系が大きく確保できるため、夜間に問題となるハロー・グレアの抑制による、優れた見え方が期待されます。
治療は誰でも受けられますか?
他の目の病気(緑内障や白内障など)や全身疾患のない近視や乱視の方が対象です。目の形状や状態、他の疾患をお持ちの場合は治療を受けられない場合があります。詳しくは医師の診察を受けてください。
眼内コンタクトレンズ治療の歴史
1978年から開発が始まり、現在の眼内コンタクトレンズ治療は1997年に欧州、2005年に米国で承認され治療がスタートしています。国内では2003年から治験が始まり2010年に承認され一般に治療が始まりました。
将来の目の治療に影響を与えません
眼内コンタクトレンズは取り外すことができます。そのため、将来目の病気になっても治療の選択肢が狭まるようなことがありません。
【東京・池袋】ICL(眼内コンタクト)とは?費用やメリット・デメリットの治療に関するよくある質問
ICL治療を受ける制限はありますか?
目の形や病気、全身疾患などによって治療の対象とならない場合があります。事前に詳しい検査を行い、目の形、状態、生活習慣などを総合的に検討して治療が可能かを専門の医師が診断を致します。また正確な検査のためにコンタクトレンズ(特にハードレンズ)は一定の期間装用を中止していだたく必要があります。妊娠中・授乳中は、視力が不安定になることがあり近視矯正手術はできません。
ICL治療は痛いですか?
目薬タイプの点眼麻酔をしますので痛みはほとんどありません。
眼内コンタクトレンズを入れていると他人にバレますか?
虹彩の後ろに挿入するので、外からは見えません。
「ハロー」・「グレア」とはなんですか?
暗いところで明るいライトなどを見た時に光の周りににじんだ輪が見える現象をハロー(光輪症)といい、ギラギラと光ってとても眩しい症状をグレアといいます。症状の度合いや期間には個人差がありますが、治療後数ヶ月で自然と気にならなくなるが一般的です。
ICL治療は公的医療保険の対象ですか?
公的医療保険の対象ではありません。ご自身で加入している民間保険の給付については、「有水晶体眼内レンズ挿入術」が対象かどうか、加入保険会社へお問い合わせ下さい。
ICL治療で老眼も治りますか?
40歳頃から加齢に伴う調節力の衰えにより「手元が見えにくい」と言った老眼の症状が出始めます。老眼は遠近のピントを合わせる能力が衰える病気です。眼内コンタクトレンズ治療は近視や乱視など屈折の矯正を行いますが、老眼の治療ではありません。老眼により手元が見えにくい場合は近用眼鏡(老眼鏡)等を適宜使用して下さい。
ICLの特徴は?
1シャープであざやかな見え方が期待されます
2ドライアイの原因になりにくい
3良好な夜間の見え方が期待されます
4薄い角膜の方にも対応
5生体適合性の高い素材のレンズを目の中に入れます
6入院不要の治療で、翌日には快適な視力回復が期待されます
7近視や乱視の強い方にも対応
ICLの手術は日帰りできますか?
傷口は約3ミリと小さいので回復が早く日帰りで可能です。縫合や抜糸の必要もありません。
ICLの手術は週末も対応していますか?
はい、対応しています。
ICL治療に失敗はありますか?
適応検査にて問題がなかった場合においては安心して治療を受ける事ができます。
ICLで起こりうるリスクとしては、術後感染症などがあります。手術後は感染症を防止するために保護用メガネをして過ごしていただく期間が設定されます。
レーシックとICL治療はどっちがいいですか?
ICL治療でもレーシックでも近視や乱視を治療できますが、治療方法が違います。レーシックはレーザーを用いて角膜を削ることで治療するのに対して、ICL治療はレンズを目の中に挿入いたします。そのため外せばほぼ元に戻す事(可逆性)が可能なため近年支持を集めています。
ですが、どちらが良いと言うよりも、ご自身の環境やライフスタイルにあわせてご選択いただくのが良いと思います。
老眼になったらICLで治せますか?
残念ながら、当医院は厚生省にも認可されているSTAAR Surgical社製のICLを採用しておりますが老眼治療は現在対応できません。
目の中にICLが入っていると他人にバレますか?
普段生活していて他の人に気づかれることはありませんので、ご安心ください。